2011年01月20日

すばらしきハンターライフ3rd 13

村長のクエストを最後のひとつを残しクリアしてしまった彼女は集会浴場のギルドカウンターに寄り、☆5のクエストを片端から受注していた。
いくつかのクエストは浴場にいたほかのハンターと共にクリアしたが、大連続狩猟も2匹同時の狩猟もひとりでできないこともなく、ひとつずつクリアする。
☆5になる時に受注したもの以外にもジンオウガの狩猟というクエストがあり、ためしにひとりで受注したらクリアしてしまったことを考えると実力はそこそこついたということだろうか。

そんな折、彼女はギルドカウンターで峯山龍ジエン・モーランの撃退という緊急クエストが発動していると告げられた。
これをクリアすればHRが4になり、上位クエストが受注できるようになるということ。
ちょうど4人でクエストをこなしていた時、しかもひとりが大砲を撃ちたいからこのクエストを受注したいと言っていたときだった。

そこで彼女は今緊急クエストが発動して入ることを告げた。
それなら彼女の受注でこのクエストを行おうということになり、彼女はクエストを受注した。

再び訪れた大砂漠。
砂の中から巨体を現したジエン・モーランに4人はバリスタや大砲で攻撃する。

そんななか、彼女はふと船の後部に設置されている大銅鑼が目に付いた。
前にジエン・モーランと戦った時はこれを使わなかった。
今は4人いるし鳴らしてもいいだろうと思い、スイッチを叩く。

大きな音で鳴り響く大銅鑼。

その瞬間、「達成されました」という報告が上がる。

え?と首を傾げる彼女。
自分は今銅鑼を叩いただけ、何が起こったのか理解できない。

しかしクエストが達成されたというのならそれでもいいのだろう。
このクエストは前に受注した討伐ではなく撃退、大銅鑼の音に驚いて逃げたと考えればいい。

そう思い、4人は帰還することにした。

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2011年01月14日

すばらしきハンターライフ3rd 12

村長が受けてきたクエストをクリアできるところまでクリアしようと、彼女は村長の許に足しげく通った。
複数の大型モンスターを同時に相手にするクエストは正直自信がなかったがこやし玉を持てるだけ持っていったことによって同時に同じエリアに留まるということは最小限にすんだ。

そして、同時狩猟のクエストがすべて終わってから改めて大連続狩猟クエストを確認する。

ナルガクルガとジンオウガの連続狩猟など、最初に現れるモンスターさえ最小限の被害でクリアできれば何とかクリアできるのではないだろうかと判断する。

その読みどおり、最初に現れるモンスターは回復薬グレートを大量に使わなくても狩猟する事ができた。
また、大連続狩猟では剥ぎ取った時のアイテムが回復薬グレートになる。
(その剥ぎ取った本来の素材はクエスト終了時に報酬として手渡される)
それを利用し、さらに回復薬とハチミツも持ち込んでいるのでそう簡単に回復薬が尽きるということもないだろう。
そう思い、次のモンスターに挑む。

だが、その読みが甘かったというのか。
怒涛の猛攻に遭い、力尽きてしまう。

それでも、彼女は1落ちだけでそのクエストをクリアした。
思い返して見れば今までのクエストは一度も失敗した事がない。
さらに力尽きたとしても1回だけで済んでいる。
何だかんだ言いつつも順調にクエストをクリアしているんだなと思いつつ、彼女はアグナコトルにとどめをさした。

ユクモ村に帰還。
すると、帰還した彼女を見つけた村長が手招きをする。
何事かと思い、村長の許に歩み寄ると村長はいつもと変わらぬ笑顔を彼女に見せた。

そして伝える。
村長が受けてきたクエストはすべてクリアしてしまったとのこと。
今まで危険すぎて紹介していなかった最後のクエストがあるということを。

村長からクエストが書かれた紙を受け取り、彼女はざっと目を通した。
内容は大連続狩猟、イビルジョー、ティガレックス、ナルガクルガを連続して狩猟するというもの。
イビルジョーは初めて聞くモンスターで、これさえ何とかなればあとの2匹も何とかなりそうに感じる。

だが村長は首を振った。
あまりにも危険すぎるこのクエスト、先に集会浴場の上位クエストをこなして装備を上位のものにしてから受注した方がいいと彼女に伝える。

それなら無理に受注せずに装備を整えてから受注したほうがいいだろう。
そう思い、彼女はクエストを受注せずに紙を村長に返した。

いつになるかは分からない、だが必ずこのクエストも成功させてみせる。

それが「彼」に対する恩返しになると思い。

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2011年01月12日

すばらしきハンターライフ3rd 11

村長が用意した☆6のクエストを少しずつ進めていく。

防具も全身レックスシリーズで固め、観察眼+8の護石と観察珠で捕獲の見極めスキルを発動させ、彼女は苦戦しながらも何とか立ち回る事ができた。

防具をレックスシリーズで統一させるためにティガレックスと戦っていた時、彼女はひとりのハンターを思い出していた。
彼こそ彼女がハンターになるきっかけを与えた人物。
彼がとある村付きのハンターに赴任する時に出会い、危うく命を落とすところだったというトラウマを植えつけたのがティガレックスだったという。

後日、彼はティガレックスを狩猟し村に平和をもたらしたそうだがそれでもあの飛竜は危険な存在なのだと彼は彼女に伝えていた。

そのティガレックスを狩猟する事ができるようになったということは彼に近づく事ができるようになったのだろうか。

そんなことを考えながら彼女はティガレックスを捕獲し、入手した素材で防具を調えた。

調えた防具でまず挑んだのはアグナコトル。
溶岩を纏ったその龍は溶岩が固まるにつれこちらの攻撃をものとものしなくなるという特性を持っている。
ただ、しょっちゅう溶岩の中に潜るためそれはあまり気にせず戦う事ができた。

そしてアグナコトルを倒した時、彼女は村長から緊急クエストが発動したと告げられた。

それはロックラック地方の砂漠に砂嵐と共に現れる峯山龍、ジエン・モーランを討伐するというものだった。
ジエン・モーランは与える被害も甚大なものだったが豊穣の象徴としても崇められている。

砂漠を走る高速船に乗り込み、彼女はジエン・モーランと対峙した。

ジエン・モーランは想像をはるかに超える大きさだった。
ハンターになる前、きっかけとなった古龍ラオシャンロンも大きかったがそれを上回る大きさで砂漠の砂の海を泳ぎ回る。
バリスタの弾をポーチに詰められるだけ詰め、彼女はジエン・モーランに向けて撃ち込んだ。

少しずつだがダメージを受けていくジエン・モーラン。
その巨体が高速船に最も接近した時、彼女はジエン・モーランの背に飛び乗った。
背びれのもろい部分を双剣の乱舞で破壊して行く。

やがて船は決戦場にたどり着き、彼女はジエン・モーランと正面から対峙した。
バリスタの弾が尽きるまで撃ち続け、なくなったら大砲の弾を拾って撃ち込む。
そうするうちにジエン・モーランの巨大な牙は折れ、勝機が見えてきた。
そして、撃ち込んだ大砲の弾に倒れるジエン・モーラン。

正直勝てるとは思っていなかった。
巨大な古龍に挑むことの恐ろしさを思い知らされた。

だが、彼女は乗り越えた。

これで村長のクエストは☆6のものがいくつか残るだけとなった。
大型連続狩猟は何とかなるだろう。
問題は同時に複数の大型モンスターと戦わなければいけないというもの。
どうなるか、不安も大きいが、ひとつずつこなしていこうと思う。

帰りの船に乗り込み、彼女はそう思った。

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2011年01月10日

すばらしきハンターライフ3rd 10

HRが3になり、集会浴場でのクエストをひとりでこなすのは難しいと判断した彼女は気が向いたら浴場に来たハンターとふらりとクエストに出かける、を繰り返していた。

だが村長が依頼するクエストも残っている。

そこで彼女は村長のクエストも少しずつ受けることにした。
☆5のクエストもかなり厳しいものがあったが何とかクリアしていく。
大型連続狩猟ではないリオレイア3頭連続とかハンターに死ねというのかと思うようなクエストもクリアし、彼女は☆6への緊急クエストが発動したということを伝えられた。

緊急クエストはドボルベルクの狩猟。
初めてまみえるそのモンスターに、彼女は一抹の不安を覚えたもののクエストに出発することにした。

ドボルベルクは尻尾に大きなハンマーのような塊のついたモンスターだった。
その尻尾を力任せに振り回し、彼女は回避したはずでも衝撃波によってダメージを受け、苦戦する。
だが何とか追い詰め、捕獲することに成功する。

ドボルベルクを捕獲したことで☆6のクエストが解禁される。
装備に不安はあったものの、彼女はいくつかクエストを受注してみた。

ディアブロスの猛攻に苦しみ、ティガレックスの一撃の重さに苦しむ。

だが、彼女は一度も落ちることなく両方を捕獲した。
そして思う。
そろそろ装備を考え直したほうがいいかもしれないと。

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2011年01月04日

すばらしきハンターライフ3rd 9

集会浴場☆4のクエストも一通り終え、彼女は緊急クエストが発動していることを告げられた。
緊急クエストはジンオウガの狩猟。
だが、彼女は不安を感じた。

今までのクエストもかなりぎりぎりの戦いだった。
ひとりでは勝てないかもしれない。

そう思い、彼女は初めて共にクエストに出るハンターを募ることにした。
ちょうど浴場には数人のハンターが入浴していた。
声をかけると彼らもちょうど同じ緊急クエストを受注しようか迷っていたところだ、いっしょに受けようと快い返事が返ってくる。

クエストを受注し、彼女はそれをボードに貼り付けた。
すぐに目標人数の4人に到達し、彼女たちはクエストに出発した。

暫く孤島を走り回ると、ジンオウガの姿が見えた。
すぐにペイントボールを投げつけ、全員がそれぞれの武器を抜く。
彼女が使い慣れた双剣を使うのに対し、他のメンバーは太刀、ボウガン、ランスを使って少しずつジンオウガにダメージを与えていく。

同じHRだけあって全員ちょくちょくダメージを受けてしまうがそれでも誰も落ちることなくジンオウガを追い詰めていった。

やがて瀕死状態になり、逃げ場所を求めてエリアを移動するジンオウガ。
切断した尻尾の剥ぎ取りや落し物の回収をしつつも追撃し、とどめをさす。

クエスト成功の案内を聞き、4人は安堵したようにハイタッチで互いの健闘をねぎらった。

これでHRも3になり、ますます難しいクエストを受注する事ができるようになった。
これからは共に戦う仲間を募りつつクエストを受注して行くことになるだろう。
ひとりで戦うのもいいが、時には仲間と戦うのもいいなと彼女は思った。

そして何よりも、共に戦った仲間が時々集会浴場で彼女に声をかけてくれるのがうれしかった。

彼女の戦いは新たなステージへと進んだ。
新しい狩友を求め、彼女は集会浴場へと足を運ぶ。

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2010年12月29日

すばらしきハンターライフ3rd 8

ベリオロスを捕獲したあと、彼女は暫く火山の素材採取ツアーに参加していた。
目的は時折採掘できる護石の発掘。
「なぞのお守り」として発掘した護石はクエスト後に鑑定すると何かしらのスキルポイントが付加されて使えるものか使えないものか判定される。

HRが低いため、手に入る護石はスキルポイントが低くあまり役には立たないが時々驚くようなものが手にはいる。

そのひとつが「こやし+6」の護石だ。
こやし玉関連のアクションが強化される護石だが、正直必要ないと思い、売り払う。
その時に「攻撃+3」の護石も鑑定されていたが、間違えていっしょに売り払ってしまう。

しまったと思うものの時すでに遅し。
仕方なく他に役立つ護石がないか何度か火山に足を運ぶうち、彼女はこれは、と思う護石を入手した。

「狩人+6」の護石。
狩人スキルは10ポイント集めると「ハンター生活」というスキルが発動する。
このスキルは地図を所持していなくともフィールドマップが表示されるうえに肉焼きと釣りのスキルもアップするという重宝するもの。
肉焼きは農場のよろず焼きで量産しているし釣りもあまりしなかったがマップが表示されるという利点が大きく、彼女は装備品に狩人珠を装着してスキルを発動させていた。
その狩人スキルが6ポイントついているということは。
装備品に装着した狩人珠を3つ外し、別の装飾品をつける事ができる。
ちょうど彼女の装備はジャギィシリーズ。
攻撃スキルが12ポイント貯まっており、あと3ポイント付ければ「攻撃力UP(中)」が発動する。

迷うことなく彼女は装飾品を付け替えた。
スキルが上位スキルになったことで攻撃力は格段に上がり、彼女はそれにわずかな自信を感じる事ができた。

もしかしてこれなら。

以前、乱入されてなすすべなく敗走したあのジンオウガを思い出す。
もしかすると今の装備、実力なら対等に渡り合う事ができるかもしれない。

そう思い、彼女は以前ジンオウガと遭遇したクエストを確認した。
ちょうど狩猟環境は不安定、ジンオウガ遭遇の可能性がある。

ドスファンゴは数分で撃退し、彼女はフィールドの空気を感じた。
不穏な空気。
やがて、フィールド全体に響き渡るジンオウガの咆哮に彼女は走り出した。

挨拶代わりのペイントボールに続き、攻撃を仕掛ける。
ジンオウガも強力な攻撃を繰り出してくるが現時点で強化できる最高レベルに強化した装備のおかげでダメージはまだ耐えられるもの。

時折雷光虫を呼び寄せ充電状態に入ったところに連続攻撃を叩きこむも、超帯電状態にさせてしまう。

その時のジンオウガの攻撃は容赦なかった。
スピードも攻撃力も格段に上がり、さらにいくつかの攻撃は雷属性を持っているため雷やられ状態にまでさせられてしまう。
そこへジンオウガの攻撃がヒットしてしまうとすぐにピヨり状態になってしまい、何度も危険な目に遭ってしまう。
あと1発喰らえば力尽きる、そんな状態が何度きたか。
運よくもなんとか回復する事ができ、彼女は隙を見て回復薬を調合しつつジンオウガと戦った。

やがて、ジンオウガが捕獲可能な状態になったことを確認し、彼女は落とし穴を仕掛けた。
落とし穴に引っかかり、もがくジンオウガに素早く捕獲用麻酔玉を投げつける。
そして倒れるジンオウガ。

乱入クエスト、それもジンオウガに彼女はついに勝つ事ができた。
正式な依頼ではなかったがひとつの自信になったと思う。
次正式な依頼が来た時、必ず仕留める。

そう思い、彼女は渓流を後にした。

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posted by 日向 夏樹 at 21:03| Comment(0) | 家庭機ゲームログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すばらしきハンターライフ3rd 7

HRも2になったところでこれからのクエストは一筋縄ではいかないだろうと思ったものの、彼女はとりあえず適当なクエストを受注して☆4のクエストがどのようなものか実感してみることにした。

受注したクエストは氷牙竜ベリオロス!と題されたものだった。
凍土に棲み付いたベリオロスを狩猟するというもの。

ベリオロスは飛竜種で、素早くトリッキーな動きをするモンスターであるということは飛竜種の書(上巻)で知識だけはあった。
実際に対峙するのは初めてだが☆4のクエストを知るにはいいだろうと軽く考える。

クエストに持っていく品を選別しながら彼女はベリオロスがどのような姿形をしていつのかなどを考えていた。

凍土。

すべてが凍りついた土地をホットドリンクを飲んで走り回りながら彼女はベリオロスを探していた。
やがて、上空から舞い降りる大型モンスターの姿を確認する。

ベリオロス、白い体毛に包まれ長い尾を持つ、猫科の動物を髣髴とさせるような外見を持つモンスター。

いつもどおりペイントボールを投げつけ、彼女はベリオロスに斬りかかった。

素早い動きに翻弄されるものの隙を見ては攻撃し、着実に追い詰める。
だがタックルは予備動作が確認できても回避する事ができずこちらもダメージが蓄積していく。
持ってきた回復薬、回復薬グレート、ハチミツと至急された応急薬で間に合うだろうかと不安にもなるものの負けるわけにはいかない。

やがて、ベリオロスが弱って捕獲可能状態になったことを見極め、彼女はシビレ罠を仕掛けた。
シビレ罠にかかり、動きが止まったところを捕獲用麻酔玉を投げつける。

ゆっくりと倒れるベリオロス。

ベリオロスの捕獲に成功し、彼女はほっとした。
時間は今までのクエストに比べてかかったもののこんなものだろう。

凍りついた大地を歩きながら、彼女は次のクエストは何にしようかと考えていた。

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2010年12月21日

すばらしきハンターライフ3rd 6

村長のクエストが☆3まですべてクリアできたことを確認し、彼女は集会所の☆3クエストも片っ端から受注し、クリアしていった。

そして、その時がくる。

集会所の老人が緊急クエストが発動したと告げられる。

どんな緊急クエストが発動したのかと受付嬢に話を聞くと、ギギネブラの狩猟だと告げられる。

ギギネブラは以前捕獲した事がある。
捕食された時のあの感触は思い出すとすぐにでも温泉に入って洗い流したくなる気分に駆られるがそれをぐっとこらえ、クエストを受注する。

これをクリアすればハンターランクが2になる。
そう思うと凍土を踏みしめる足取りも自然に強くなる。

やがて、薄暗い洞窟にたどり着いた時彼女はギギネブラの姿を確認した。
いつもどおりペイントボールを投げ、マーキングしてから双剣を抜く。

暫く続くギギネブラとの攻防。
ギギネブラと密着状態にあるからか時折出される全方向の毒攻撃に毒状態になり、解毒薬を飲むということを繰り返す。

だが着実にギギネブラの体力を奪い、もうそろそろ捕獲できる頃合ではないだろうかと考えていたら。

ギギネブラの毒攻撃が直撃した。

回復薬を飲もうとするが間に合わず、その場に倒れる彼女。

力尽きたと気づいたのはアイルーが荷車で彼女をベースキャンプに送り届けた時だった。
後少しかもしれないのに。
そう悔やまれたが、彼女はマーキングしたギギネブラが捕獲可能状態になって入ることに気がついた。

体力を回復される前に捕獲しなければ。

全力でギギネブラがいるエリアにダッシュする彼女。
そしてシビレ罠を設置し、捕獲用麻酔玉を投げつける。

ゆっくりと倒れるギギネブラ。
何とか捕獲できたと彼女は安堵した。
それと同時にこれからの道の険しさを思い知る。
これからはハンターランク2として今まで戦ったことのないモンスターとも戦うことになるのだろう。

その不安は大きい。

だが、彼女は歩き出さなければいけない。

そうは思ったが、今はこの寒い凍土からユクモ村に帰還して暖かい温泉に入り、ギギネブラに舐め回された全身を洗い流したかった。

こやし玉を持ってくるべきだったかもしれない。
過ぎたことを考えていても仕方ないが、純粋にそう思う。

凍りついた道なき道を歩きながら、彼女はそんなことを考えていた。

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posted by 日向 夏樹 at 22:26| Comment(0) | 家庭機ゲームログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月20日

すばらしきハンターライフ3rd 5

時折番台から依頼される温泉クエストやドリンククエストをこなして泉質を高めたりドリンクの品揃えを増やしたりしているうちに彼女はギルドカードの記録がそこそこ増えてきたことに気づいた。

クエストの失敗は今のところない。
力尽きたことは何度かあるがそれでもまだ2桁には達していない。
いっしょにクエストに赴くオトモアイルー―――ナルガとシュウ―――もレベルが上がり、そろそろ何かしらのスキルを習得させてもいいのではないだろうかと思う。

そう思っていた時、村長が彼女を呼んだ。
何事かと思って村長の許に赴くと、彼女はいつもの笑みを見せてから口を開いた。

それは、渓流に棲み付いたリオレイアを狩猟して欲しいとのこと。
リオレイアが棲み付いたことでその近隣にあるユクモ村の住人も危険な目に遭うかもしれないとのこと。

それなら、狩猟しなければならない。

村長の依頼を受け、彼女はいつもは「ボコボコーラ」を飲むところを「堅米茶」を飲んで防御力を底上げし、リオレイアに挑むことにした。


滝の裏側にある洞窟、通称「竜の巣」にリオレイアはいた。
いつものようにペイントボールを投げつけ、彼女は双剣を抜いた。
振り回される尻尾を巧みに回避し、斬り付ける。
時々攻撃を喰らってしまうものの思ったほどのダメージにはならず、この調子ならいけるか、と思う。

横目でつれてきたオトモアイルーがリオレイアのサマーソルトを受けて毒状態になるのを見ながら、彼女はそうならないようにと自分に言い聞かせた。

そして戦うこと数十分。
リオレイアの翼はぼろぼろになって空を舞うことは難しく、また尻尾も切断されていた。

この調子ならあと少し。そう思った時。
突然リオレイアが彼女を弾き飛ばした。
慌てて体を起こそうとするものの鋭い爪で押さえつけられ、食いつかれる。

まさかこんなところで捕食行動を起こされるとは。
体力もかなり減ってきていたところで、こうなるならこやし玉を持ってくればよかったと後悔する。
それでも何とか振りほどき、彼女は地を蹴った。
鬼人化でラッシュ攻撃を仕掛ける。

そして。

ゆっくりと、リオレイアが倒れた。
やった、とオトモアイルーとともに喜ぶ彼女。

一度も力尽きることなく、彼女はリオレイアを狩猟することに成功した。
そしてそれは新たなるクエストの始まりを意味していた。
まだ見ぬ大地へ、まだ見ぬモンスターへ。

その思いを胸に、彼女は村へ帰還する。

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posted by 日向 夏樹 at 22:03| Comment(0) | 家庭機ゲームログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

すばらしきハンターライフ3rd 4

暫く村長の依頼でクエストを受注していた彼女だったが、そろそろ集会所のクエストも受注して大丈夫だろうと判断し温泉に入ったついでにギルドカウンターに寄ってみることにした。
いくつかみるうち、村長が用意してくれるクエストに比べてモンスターが少々手強くなっている感はあるものの特に問題もなくクリアできるだろうと判断する。

そして、彼女は一気に☆2のクエストまで完了させた。
☆3となるとモンスターもそれなりに強くなってくるがそれでも回復薬を切らすことなく撃退することに成功する。

ギギネブラに遭遇するまでは。

場所は凍土。
すべてが凍りついた世界で、彼女はギギネブラと対峙した。
ぬめるような体表、時折産み付ける卵。
その醜悪さに吐き気を覚えるものの彼女はギギネブラと戦い続けた。

だが、ふと油断した瞬間に足元をすくわれ、派手に転倒する。
慌てて起き上がろうとしたその時。

ギギネブラが彼女に覆いかぶさった。
牙が肌に刺さり、一気に血液を吸い取られる。

必死になって振りほどいたものの、彼女は貧血でふらふらになっていた。
だが引くわけにはいかない。

必死で双剣を振るい、なんとかギギネブラを撃退する。

そして彼女は思った。

もう二度とギギネブラと戦いたくないと。

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posted by 日向 夏樹 at 22:18| Comment(0) | 家庭機ゲームログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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